火災保険のプロのコラム

火災保険の本音

家計地震保険の総支払限度額の引き上げについて

2012年4月1日より、家計地震保険の総支払限度額が5兆5.000億円から6兆2,000億円に引き上げられることになりました。 地震災害は巨額の保険金支払をもたらす可能性があります。民間保険会社が引き受けた地震保険の支払い責任について、一定金額を超える部分については、政府が再保険という形で引き受けることによって、民間保険会社の負担を軽くし、地震保険の普及促進を図っています
総支払限度額とは、「1地震あたりの支払保険金総額の上限」をいい、阪神大震災が発生するまでは、1兆8000億円でしたが、その後段階的に引き上げられ、今回6兆2,000億円になったものです。 総支払限度額は1923年に発生した関東大震災クラスの地震が再来した場合においても、支払保険金の削減が生じないような水準に設定してきています。しかし、万一総支払限度額を超える巨大災害が発生した場合には、各々の契約の支払保険金が削減されることになっています。 尚、総支払限度額の官民の負担割合については、1,040億円までの部分は全額民間が負担を、1,040億円を超え6,910億円までの部分は官民で50%ずつの負担となり、6,910億円超の部分は政府が約98.4%、民間が約1.6%の負担となります。ちなみに、2010年3月末時点の世帯加入率は23.7%となっています。阪神大震災が発生した1995年当時は11.6%でしたから、約2倍には増えていますが、まだまだ普及率は低いですね。みなさんのお家は如何ですか???

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