
治療費について
がんの医療費に関しては、以下のデータを参考にしてください。
- 胃がん
- 日本は胃がん多発国であり、毎年5万人前後が死亡しています。50〜60歳代に好発して、やや男性に多く見られます。早期胃がんと進行胃がんに分けられ、早期のものは90%が完治するので、特に早期発見が大切な疾患です。予防には緑黄色野菜の摂取が効果があります。

| 【具体例】 58歳、男性。上腹部の痛みがありないか受診。検査の結果、胃がんと診断され、進行がんのため胃全摘出術が行われた。(入院日数 30日) |
| 検査/画像診断料 | 156,160円 |
|---|---|
| 投薬/注射料 | 463,000円 |
| 処置・薬剤料 | 74,170円 |
| 手術・麻酔料 | 853,440円 |
| 入院基本料 | 464,860円 |
| 医学管理料 | 38,690円 |
医療費合計 | 2,050,320円 |

| 患者負担額 (医療費の3割/健康保険摘要) |
615,100円 |
|---|---|
| 食事標準負担額 (上記金額とは別途に必要) | 20,020円 |
患者負担額合計 | 635,120円 |

事前に高額療養費の適用を申請している場合(月収53万円以下) |

- 肺がん
- 1960年約5000人が死亡した肺がんは今日その10倍以上となり、がんの部位別死亡数の第1位になりました。40歳代以上に発生しやすく、喫煙との関係が深いことは有名ですが、たとえ本人が吸わなくても、家族や会社の同僚が吸ったタバコによる関節喫煙の問題、また喫煙とあまり関係のないタイプのものもあります。
〈肺がんの原因の1つにアスベストがあります。業務によりアスベストにかかわって肺がんや中皮腫にかかったと認められる場合は労災補償が受けられます)

| 【具体例】 55歳、自営業。せきが止まらず、痰に血がにじんでいたので受診。精密検査の結果、肺がんと診断され、外科に転科して治療、手術を受けた。(入院日数 28日) |
| 検査/画像診断料 | 410,550円 |
|---|---|
| 投薬/注射料 | 67,350円 |
| 手術・麻酔料 | 660,750円 |
| 呼吸器リハビリテーション料 | 529,560円 |
| 入院基本料 | 1,862,610円 |
医療費合計 | 999,140円 |

| 患者負担額 (医療費の3割/健康保険摘要) |
558,780円 |
|---|---|
| 食事標準負担額 (上記金額とは別途に必要) | 19,500円 |
患者負担額合計 | 578,280円 |

事前に高額療養費の適用を申請している場合(月収53万円以下) |

- 大腸がん
- 食生活が欧米化したために急増して、やがて肺がんを抜いて、第1位になると考えられています。部位別では直腸がん、ついでS状結腸がんと大腸の肛門側に多発します。60歳代で男性にやや多く見られます。

| 【具体例】 58歳、会社員の男性。下血・便秘のため内科受診。検査の結果、S状結腸がんでリンパ節に転移が見られたため、胆のう摘除術を含む結腸悪性腫瘍手術を行った。(入院日数 30日) |
| 検査/画像診断料 | 47,000円 |
|---|---|
| 投薬/注射料 | 46,820円 |
| 処置・薬剤料 | 6,750円 |
| 手術・麻酔料 | 555,440円 |
| 入院基本料 | 388,800円 |
| 医学管理料 | 6,650円 |
医療費合計 | 1,051,460円 |

| 患者負担額 (医療費の3割/健康保険摘要) |
315,440円 |
|---|---|
| 食事標準負担額 (上記金額とは別途に必要) | 20,800円 |
患者負担額合計 | 336,240円 |

事前に高額療養費の適用を申請している場合(月収53万円以下) |

- 原発性肝がん
- 1.肝細胞がん(95%で大半を占める)2.胆管細胞がん(まれ)3.混合型(まれ)。年間死亡者約4万人。男性、女性も60歳代で増加、男性の死亡数は女性の2倍以上になる。
- 検査・治療
- 1.CTAP(経上腸間膜動脈性門脈造影下CT) 2.腫瘍マーカー
3.エコー(微小肝細胞がんの検出に有効) 4.MRI等で診断- 根治療法(単発でも多発でも)
- 外科的切除、肝移植、経皮的エタノール注入、マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法。
- 対症療法
- 経カテーテル的肝動脈塞栓術、選択的肝動脈内抗がん剤注入療法
- 危険因子
- ・肝硬変症があること ・HCV陽性であること ・肝がんの切除後であること
・AFP高値 ・アルコール飲酒暦が長いこと

| 【具体例】 57歳、男性。会社の定期検査で異常が見つかる。検査の結果、肝がんの診断を受ける。腫瘍塊は単発。各種治療法の中で粒子線治療法を選択。その後、入院、加療。(入院日数 29日) |
| 検査/画像診断料 | 216,660円 |
|---|---|
| 投薬/注射料 | 247,500円 |
| 呼吸器リハビリテーション科 | 162,000円 |
| 入院基本料 | 612,580円 |
| 粒子線療法 | 2,883,000円 |
医療費合計 | 4,121,740円 |

| 患者負担額 (医療費の3割/健康保険摘要) |
371,620円 |
|---|---|
| 食事標準負担額 (上記金額とは別途に必要) | 20,800円 |
| 粒子線療法費 | 2,883,000円 |
患者負担額合計 | 3,275,420円 |

事前に高額療養費の適用を申請している場合(月収53万円以下) |

- 膵臓がん
- 高齢者に多く、70歳以上の男性に多い。近時増加傾向にあり、年間死亡約2.1万人。(30年間で3倍増)。男:女1.2〜1.3:1でやや男性に多い。すでに周囲に浸潤している場合が多く、治療の難しいことが多い。

| 【具体例】 63歳男性。腹痛、黄疸の症状があらわれたため受診。検査の結果、膵臓がんと判明して、通常の治療法を選択せず、重粒子線療法を受けた。(入院日数 26日) |
| 検査/画像診断料 | 276,000円 |
|---|---|
| 投薬/注射料 | 128,500円 |
| 悪性腫瘍特異物質治療管理料 | 5,550円 |
| 入院基本料 | 557,020円 |
| 重粒子線療法 | 3,140,000円 |
医療費合計 | 4,107,020円 |

| 患者負担額 (医療費の3割/健康保険摘要) |
290,110円 |
|---|---|
| 食事標準負担額 (上記金額とは別途に必要) | 18,200円 |
| 粒子線療法費用 | 3,140,000円 |
患者負担額合計 | 3,448,310円 |

事前に高額療養費の適用を申請している場合(月収53万円以下) |







