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子宮体がん:予防
かかりやすい人
原因
かかりやすい人

愛知県で行われた疫学調査で、子宮体がんになった人とならなかった人を比較したところ、 閉経後の肥満の人(BMI25以上)は、閉経後の普通の人(BMI22以下)と比べて、 がんになる危険度が2.5倍高いことがわかりました。

では肥満の人がハイリスクなのはなぜでしょうか? それは、閉経後は卵巣からは分泌されないはずのエストロゲンが、 脂肪細胞から作られていたためと考えられます。

その他、子宮体がんのハイリスク要因としては、次のようなものが挙げられます。

出産経験が少ない:エストロゲンが常に優位に働いている。

月経不規則:プロゲステロンがきちんと分泌されず、子宮内膜がきちんと剥がれ落ちていない可能性がある。

原因

卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンは、内膜の細胞分裂を活発にし、厚くします。 内膜が十分に厚くなると卵巣は卵子を排卵し、今度はもう1つの女性ホルモン、 プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌し、受精卵が着床しやすいように内膜を維持します。 しかし妊娠しない場合は、プロゲステロンの分泌が止まるため、子宮の内膜は剥がれ落ち月経となります。

では、閉経後はどうでしょうか。エストロゲンもプロゲステロンも卵巣からは分泌されません。

ところが、エストロゲンが働き続けて、子宮内膜が厚くなっている人がいます。 しかしもう1つのプロゲステロンは分泌されないので、内膜がはがれることはありません。 そのため、もし子宮内膜にがん細胞が生まれてしまうと増殖を続けてしまうのです。

つまり、エストロゲンとプロゲステロン、2つの女性のホルモンの働きと月経が、 子宮体がんの予防の大切な役目を果たしていたのです。 月経がきちんとあれば、たとえ内膜にがん細胞ができたとしても、 毎月の月経で剥がれ落ちるため、増殖を続けることができないからです。

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